クラス替えの悲劇 2 |
他のクラスから来た子供たちはどんな面々かしらと見てみるとなんと札付きの乱暴者の
Gaspardの名前が! ということは少なくとも乱暴で有名な子が二人もいるってことだ・・・なんてこと。良く見るとなんだかこのリスト変だ、と気づく。Seanが入れられたクラスが非ヨーロッパ人の率が半分以上もあるんだこれが!!! 不審に思って他のクラスを見てみると、非ヨーロッパ人率がゼロ(!)から最高2人(1人しかいないところもあるけどそれは黒人とのハーフの子)。ちょっと、なんかこれって、なんかこれって・・・
人種差別じゃないかっ!
これ、もしアメリカだったら速攻裁判沙汰ですよ。先生たち、ここがベルギーで良かったよねぇ。
とにかくもう、ガックリきたなんてもんじゃないですわ。涙をこらえて家に帰った途端どば~っと涙があふれて来て止まらなくなり、そのまま午前中は泣き通し・・・
あまりにムカついたのでMme.Véroniqueに長い長いメールを送った。送ったら少し気が晴れたけど思い出すたびに泣けてくる。ううう~~~(号泣)
水曜日は半日なので重い足を引きずってまた幼稚園にお迎えに行くとKateママCarolineがいて、早速クラス分けの話を。彼女はまぁ、自分の娘が問題なく希望していた先生のクラスに入れたので、他のクラスの子供たちについてはあまり気にしていなかった様子だけど、私の話を聞いてちょっとびっくりした様子。さらにArthur(この子もSeanと仲良し)のママ、Alexandraも加わって私の話に耳を傾けてくれました。ちなみにこの二人の子供たちは同じクラス。
二人は「ちゃんとリストを渡しているのにこの結果はおかしいし、クラス分けのバランスが悪すぎるから絶対にディレクターに話をした方がいいわよ、しかも早いうちにね」とのことだった。確かにその通り。でも今私が話をするとつかみ合いの喧嘩になりかねないので
Paulになんとかしてもらわないと。Paulが戻って来たので早速その話をして明日にでもディレクターにアポを取ろう、ということになったけど、私は怒りが収まらず、思い出しては泣き、Seanが心配して慰めて、の繰り返しをしながらその日は終了・・・
そして木曜日。
怒りが収まらない私は本当は最後の父兄参加の朝食会でMme. Véroniqueにお礼のプレゼント贈呈の予定だったけど、怒ってることを示すためボイコット決行。Seanにはかわいそうだけど、実際泣き腫らして目がポンポンに腫れちゃってるし、それ以前に先生の顔を見たくなかった。(自分を抑えられるかどうか疑問だったし・・・)
そうこうしているうちに午前中にメールをチェックしていたら学校のディレクターからメールが入っていた。それには私たちが送ったメールについてのコメントが。読んでまたさらに怒り爆発だ!!! もう泣けて泣けて立っていられなくなって(Sean私の背中をさすって介抱上手)、とにかくPaulに電話するもず~っと留守電。(試験の監督中で電話切ってる模様)それでも何度もトライしてもダメなのでその都度涙のメッセージを残してたら最終的にお昼近くにPaulから電話でディレクターにアポを取るメール送るから、という。ディレクターちゃんと返事してくれるのかい・・・
そんな中Seanが退屈そうなのでお昼にちょっとお買い物に出かけたら下のアトリエの
Esméraldaに遭遇。彼女の息子Pière-Emmanuelには学校から帰ってきたら遊ぶ約束をしていたんだけど、彼女を前にどうしてこうなったかを道端で激白!
彼女は結構サバイバルな人生を送ってきた人なのでなかなかアグレッシブな性格なんだけど、彼女曰く「それは人種差別ね」。バッサリ。やっぱりね~普通はそう思うよね。さらに「悪いこと言わないわ、弁護士お願いしなさい」。ほ~。「学校は公にするのを嫌がるから弁護士を使えばメディアに漏れるでしょ。絶対学校変わっちゃだめよ。向こうがクラス替えてくれるまで粘るのよ」さらに私がクラス分けのリストの写真を全部撮って帰って来た(用意周到な私です)と言うと「(それを)新聞やテレビ局にこれが学校の人種差別の内情ですと情報流すって脅すくらいじゃないとダメよ」。さすがだな~。彼女だったら本当にやりそう。っていうかそこまでやらないと動かないってことなんだろうな。
彼女から言われたことが結構影響したのかPaulもアポの時にこのあたりを使って脅しをかけてみる、と言ってたけど、平和主義のPaulにそんなこと言えるのか?(ごくまれに切れると結構すごいことになる人ではあるが)結局ディレクターから返事があって月曜日の3時に30分(ぽっちかい!)時間を取ります、ということでさぁどうなるのか・・・
この顛末は月曜日以降に・・・
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