Camargueで湿原巡り |
Fabrégasのアパートを日曜日の10時に引き払い、その道すがらここら辺(Toulon)の名物だというcade(カード)を買いにSayneのmarchéに立ち寄る。
このcadeというのはひよこ豆の粉とオリーブオイルで作る甘くない厚めのクレープみたいなもの、とは言え出来上がりはクレープみたいに見えるけど窯で焼いて天版ごと出してきたものをヘラでこそげてパックに詰めて売ってくれる、という代物です。
売り子のおばちゃんの話を小耳にしたところ、、どうやらお肉なんかのメイン料理の付け合わせにしたりするらしい。それを聞いて最初はお昼のお弁当代わりにでも、と思ってたけど急遽夕ご飯の付け合わせにすることに決定。夜にラタトゥィユと一緒に食べたけど素朴な塩味で美味しかったです。自分でも作れそう。ただ、窯焼きは無理だけどね。
さて、一路Camargueの観光拠点であるSainte-Marie-de la Merを目指して(途中のランチ休憩で一休みどころか十休みくらいして時間をロスしちゃったけど)走ること2時間ほど、Sainte-Marie-de la Merに到着。しかし、ここもまたすっご~~~~い観光地で大変な賑わい。駐車場を探すのに結構時間を取られちゃいました。でも、たまたま停めた駐車場のすぐ脇が湿原になっていて離れたところにフラミンゴの群れが見えて、おおCamargueね♪という感じで気分が大いに盛り上がりました。
とりあえず観光案内で情報を収集して地図なんかもゲット。観光案内はハーバーとビーチのある海岸沿いにあります。(闘牛場もアリ)
ヨットの舵を観て舵とりの真似をするSean船長。(踊ってるわけではないらしい)
情報ゲットの後は折角だからちょっとは町を観てみようと駐車場に微妙に向かいつつここの観光のメインであろう教会を目指す。が、ルートの商店街がもうすごい人ごみでごった返しててのろのろ歩きしかできない状態。でもここ通らないと教会行けないので仕方なくやり過ごしてやっと到着。
シンボルマークが素敵。
中には有名な黒いマリア様が祭ってあるわけですが、いやこれがもう暑いのなんのって。普通教会の中ってひんやりしてるんだけど、このマリア像のある場所は天井が低い小部屋みたいなところ&人が一杯なので熱気ムンムンなのであった。でもマリア様の前でず~っと佇んでて動かない女性が絶えずいて(写真撮りたい人にはエライ迷惑だったでしょうが)熱心な信者さんがいました。
とりあえず観るものは観たことだし、とっととCamargue巡りに出発!
お勧めコースを進みだしたところでもうあちこちにCamargueの黒牛や馬が放牧されてるのが見えて来て、「あ、Sean牛よっっ」「あっ、お馬さん!」と忙しいのなんのって。
そんな風に走っていたらいきなりCamargueの道産子的な馬、白馬が2頭道路脇にほぼかぶりつきでいるところを発見。さ~っと行きすぎてUターンして戻って御対面。
白馬・・・
素敵・・・
本当に野生なのかは不明だけど(放牧されてる馬も沢山いる)この子たちは2頭だけで回りには群れはいなかったから一応野生馬の可能性アリ?
折角だから近くに寄ってみようとビビるSeanを抱っこして草ぼうぼうのなか至近距離まで。母は強し。
超至近距離っていうか、もう、触っちゃいました。
この近くに寄って来た子は妊娠中で、もう1頭はオスだったから、どうやらこの子たちはカップルみたいです。仲いいのね♪
白馬に別れを告げて、途中の売店でカマルグのお米をゲットしたりしつつ、車を進めて行くとそこかしこに景観スポットが設けてあるので、停まってみる。
またしても白馬が。この子も野生馬?
う~んいいね~。
スポットには湿原地帯に生息する動物なんかの説明もあり。
ここは最初のスポットで、水路みたいなのが流れていました。
お次のスポットで、やっと遠~~~くにフラミンゴ発見!
私の望遠ではこれが精一杯・・・。でも結構大きな群れみたいでした。こういうところでは双眼鏡必要だな~。
さらにもう一つのスポットで。後ろに沼(というか海の一部というか)広がってます。
こんな風にして左右に広がる湿原を見ながら車を走らせて最終地点のSalin de Giraudに到着。途中からSeanは寝ちゃったのでPaulと交代で塩田を見てきました。
うすいパープルがかった塩田・・・
ミストラルがごうごう吹いてましたが、なんだか幻想的な雰囲気。
これでとりあえずCamargue巡りは終了。期待してたフラミンゴはちょっとしか見られなかったけど、白馬に接近遭遇して大満足。
さて、なかなかいい時間になっちゃたので本当は時間があったらArles郊外のAbbey de Montmajourに行きたかったんだけど、次の宿泊先のAix-en-Provenceに行かないといけないので泣く泣くあきらめ。ま、次の機会に・・・
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