Mustiers-Sainte-Marieで登頂?! |
さて、中断していた南仏vacances編、続きです。これまで行きたい行きたいと思いつつ行けてなかった場所が、Moustiers-Sainte-Marie。カワイイ村だと聞いていたので行きたかったんだけど、ど~もあそこまで足が伸びなかったんだな、これが。なぜならここは割と僻地的な場所にあるので行くとしたらここオンリーになっちゃう。まぁ、それはそれでいいんだけど、道中何らかの見どころも欲しいザ・日本人ツーリスト魂がまだ残ってる私にしてみると若干物足りなさを感じたりするわけで。
で、事前に調べてみたところ、そういえばGorges de Verdon(ヴェルドン渓谷)があるじゃないか、ということでその辺見つつ行ってみようか、と相成りました。ま、山岳コースなのでPaulには運転頑張ってもらうってことで。
この日は午前中は人が少ないビーチを思う存分堪能してからお昼ごはんを食べて出発。vacances中は大体このパターン。
まずは高速を早々に出てしばらく行ったところにPaulがどうしても見たいと言うSaint-Maximin-la-Sainte-Beaume(長い名前だ)という町にあるバジリカ(大寺院とでも言おうか)を見るために道草を・・・
バジリカ内部はこんな風。
ローマン式の重厚な雰囲気ですな。ここの目玉はなんといってもマグダラのマリアのお墓があるということで、カトリック信者には重要な場所ではあるらしい。で、カトリック信者のPaulに振ってみたら「そう信じられてるみたいだけどね」私「で、本物なの?」Paul「いや、違うでしょ」・・・あ、そうなの、結構懐疑的ね。
ま、そんな話をしながらバジリカを見学した後一路Mustiersへ向けて再度出発。
道中、山岳コースを通るので、こういうコースが嫌いなPaulにはどうかと思ってたら意外とOKだったので一安心。(っていうかカーブに差し掛かるたびに異常にスピードを下げるからイラッと来ちゃうのよね)
途中車窓からだけどきれいなブルーの水のLac de Sainte Croixを見る・・・
人工湖だけど自然とうまく調和しててなかなかきれいです。泳ぐっていうよりはどっちかって言うとヨットとかボート関係が盛んみたい。
湖を横目に見つつしばらくしてMustires-Sainte-Marieに到着。これがまた混んでるの、超観光地。
フランスの美しい村に選ばれているから確かにきれいだけどね、この混みようはどうよ。きっと7月半ば過ぎあたりは相当な人出だったんじゃないかと・・・
まず涼を取りたいということでSean大喜びのアイスクリームを村の入口で一番流行ってるアイスクリーム屋さんでいただく。うん、これは美味しかった。今回食べた数あるアイスの中では一番美味しかったような気がする。あ、ちなみにSeanはかたくなにバニラアイスです。他のも食べてみようよ~。(多分無理)
Mustiersと言えばMustiers焼の陶器。でもね、お高いのよね。なので、私たちはもっぱら登頂します。あの星を目指して・・・
この星、皆さん御存知でしょうが、十字軍に派遣された村の若者が無事に戻ってきたら星を掲げるという約束を果たした、という言われの物ですが。Paulはこの話を知らなかったらしい。日本人って物知りだ。
さて、登頂、というのもここのチャペルが例の星がかかってる岩山にあるからなんですが、話によると結構`くる’らしい。何が`くる’って足腰に・・・
ま、いいけど登ってみようか。
登頂前にとりあえずふもとで記念撮影。
後ろに滝から流れてきた川が流れてます。
よ~し、じゃ、登るか。
この時、Seanは暑さのため登るのを渋ってかなりぶーたれていたのでこんな顔になっております。
しかし、私が、イギリスで私と一緒にSalisburyのタワーに登れなかったからリベンジしようとしきりにけしかけたら俄然ヤル気が出た様子。
ほらこの通り。年寄り二人(爆)を後にサクッと登って行くSean。ま、待って・・・
途中で休憩。そうでもしないと足が・・・(汗)
Paulかなりきてます。(笑)心臓バクバクいってたんじゃないか・・・と心配するもそれほどではなかったらしい。ただ単に運動不足ね、キミの場合。
そして到着しました、チャペル。中は少々むっとして暑い。
教会に入るとなかなか出てこないPaulを置いてSeanと私は外で涼む・・・
いい風が来るので気持ち良かったな~。標高的にはまぁまぁあったんじゃないだろうか。
さすがに高いところだけあってテラスからの眺めは絶景!
う~んいいねぇ。
星だって結構近くで見れます。
でも登ったら降りないとね。
これが、もう、大変だったんですわ。登るのもそこそこ大変だったけど、降りる方はもう滑る滑る。石の階段は分かるんだけど嵌め込まれてるのか元々なのか、階段表面に見えてる石が摩耗してつるっつるなんだな、これが。手すりに掴まらないとすってんころりんと行きそうで、また尾てい骨でも打ったら大変とそれはもう細心の注意を払ってそろりそろりと降りなければならないのであった。回りの人たちもどうやら同じで手すりなしでは降りられないみたいな状況でした。なんとかならないんだろうか、コレ。メンテナンスのお金ないのかしらね~(その割には観光客一杯で儲かってそうだけど)
やっと下の方に来てなんとか写真を撮りました。(だって途中ではコワくて撮れないもんね)
下山しても走ったりして妙に元気なSeanなのであった。若いって良いわね・・・(遠い目)
到着時間が4時過ぎだったので下山したら結構いい時間になっていて、こりゃイカン早く帰らないとスーパーが閉まっちゃう(冷蔵庫に食料があまり残ってなかったので帰りに買って帰るつもりだった)、ということで帰りを急いだものの、カーナビでの到着時間は9時半を大幅に周ってる。どうするどうするとなんとかスーパーがあいてる時間に間にあわせたい私と「無理だってば」と言い張るPaulの間ですったもんだ。高速使ったら絶対速いとPaulがいうので普通に行く距離の倍かけて高速使ってみたものの、到着時間が全く変わらず私が沸点到達! 結局スーパーに到着するも閉店時間ギリで足を踏み入れただけで店内から追い払われるという不名誉な人生初体験をしたのであった・・・。(泣)その日は夜10時半にある物を駆使してなんとか夕食を作りどっと疲れてとっとと寝たのであった・・・Paulのアホ・・・(怒)
お帰りの前にこちらをポチっと♪ --->
にほんブログ村
にほんブログ村