ごめんね、Sean。 |
今日もSeanを送り届けていただいて、下に降りてみるとSeanがしきりにあんりくんにハグをしようと一生懸命に追いかけているところに遭遇。(実はその前の日もそうだった)私がOさんにお礼を言っている間もずっとあんりくんを追い回していてハグどころか実はビズ(ほっぺにちゅーのことです)をしたいらしく、しかしあんりくんはなんとなく迷惑がっている様子・・・これ、やっぱり日本人家庭と半分とは言えベルギー人家庭の違いなんでしょうかね~。Seanはぶちゅーが好きなので(しかもマウス・トゥー・マウスの激しいやつ)日本男児には少々引いてしまうということなんでしょうね。でも最終的にはOさんが「Seanくん、ビズしたいんだって」と言ってくれたおかげでSeanはなんとかあんりくんのほっぺにちゅーをゲット。その後恥ずかしかったのかあんりくんはお姉ちゃんと一緒にダッシュで外へ行ってしまいSeanは「あんりく~ん!」と何度も呼びながら「またね~!」と後ろ姿に向かって叫んでいたのでした。
そんなこんなで一日も無事に過ぎて、夕食はSeanの好きなスモークサーモンを入れたズッキーニのトゥルト(キッシュ)を作ったら、これが思いのほかSeanにヒットしていつもの倍くらいの量を食べてくれたのでしめしめ。
Seanはその後このところはまっているチョキチョキがしたいと言うのでハサミを渡して彼が遊んでいる間に私は食事を済まそうと思っていたところ・・・
Seanいきなり悪漢に変身!ハサミを持って指を切る真似をするは、顔の近くでハサミを切ろうとするはで、危ないったらありゃしない。見るに見かねて私が「ハサミで紙以外のものは切っちゃだめよ!」と何度も注意したけど返って面白がって止めようとしない。Paulの膝の上にあがって今度はPaulの指を切ろうとする真似をし始めたので(本当に切りそうになってひやっとしました)、さらに注意すると私に向かって小さく舌を突き出した。
その瞬間ぱちん!という威勢のいい音がして私の左手がSeanの右の頬に飛んでいた。
どうしてそうしてしまったのか自分でも説明できないし、考える間もなく無意識に手が出てしまった。
Seanは初めびっくりして固まっていたけどすぐうわ~んと泣きだした。それでちょっと茫然自失になっていた私も我に返り自分の行動にショックで泣けてきてしまいました。とにかくすぐにSeanを抱きしめて慰めてあげたけど、しばらくは私に抱きついて泣いていました。でもやっぱり慰めてるばかりじゃまずいぞと思って、ハサミのことを諭したけどSean、分かってくれたかしら?「分かった?」と聞いたら小さい声で「ハイ」と言ってたけど・・・Seanの顔を見ると私の手の当たったところがちょっと赤くなっていてますます自己嫌悪・・・
私は自分が子供の頃、昭和一ケタ生まれの頑固おやじだった父にスパルタ式教育~!とかなり厳しくしつけられて(体罰込みで)痛い思いをしたのでSeanには絶対同じ思いはさせないと誓ったのに、Sean3歳半にしてもうアウトになってしまった・・・(泣)
この子を平手打ちするなんて・・・あ~ぁ・・・(涙)
もう二度と手を上げない。誓います!
Seanは泣きやんだらケロッとして「ママ、ご本読んで?」。もちろん気が済むまで読んで差し上げました。
Seanはこのこと忘れるかしら?きっと頭のどこか隅っこでぼんやりと憶えているんだろうな・・・
ごめんね、Sean。
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